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培養室ブログ
2020.11.04

【お知らせ】不妊鍼灸勉強会-前編

 今年も残すところあと僅かとなりました。病院の近況ですが患者様の来院数や体外受精症例数が増えてきており、通常の業務に埋没し、持ち回りのブログやyoutube動画の作成の更新頻度が遅れてしまっております…

 院長も保険適用に関する取材やウェビナー、学会の講演・講師等で多方面に呼ばれる事が続いており、ビル内の大規模メンテナンスも重なるため、採卵できない日や、休診となる時間帯がございます。改めて《11月・12月の休診について》 《採卵・移植に関するお願い》 をご参照ください。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 初診の予約に関しても、希望の時間帯が取れないケースもあるかと思います。お手数ですが一度お電話をいただければ幸いです。受付スタッフの方でご相談させていただきます。《初診予約についてのお願い》をご参照下さい。重ねてお詫び申し上げます。

 培養室としては、この様な時間を使い卵を保管するタンクの増設や、新型培養器の導入準備を行っております採卵業務拡大に対する培養環境・治療成績の維持が目的です。またこちらのブログでご紹介できればと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いします。

   

 

 前置きが長くなってしまいましたが、先日「不妊鍼灸と不妊治療の親和性」というテーマで鍼灸院の先生と意見交換の場をいただきました。前後半の2回に分けてブログに載せさせていただきます。いつもとテイストが違うかもしれませんので気楽にお読みいただければ幸いです。 

   

  先ず、鍼灸というとどんなイメージを持たれるでしょうか?

 私は男性なので鍼灸、リラクゼーションというものにあまり触れてきておらず、「アロマとマッサージより、銭湯と金麦(ビール)」「整体やヨガより、筋トレといきなりステーキ」タイプでした。誤解を恐れずに言うならば少し懐疑的なイメージがあったかもしれません。

Wikipediaによると「鍼灸(しんきゅう)とは、身体に鍼や灸を用いた刺激を与えることで、多様な疾病への治療的な介入や健康増進を目的とする民間療法である。中国医学系伝統医学で用いられる治療法の一つで、補完・代替医療とみなされることもある。」とあります。

  

 インターネットには不妊鍼灸という言葉も溢れています。今回は“不妊治療と不妊鍼灸”を勉強させていただく非常に貴重な機会となりました。

*なお、今回のテーマは鍼灸を肯定する訳でも否定する訳でもない事を先に申し上げておきます。ご理解下さい。

  

  不妊鍼灸でキーワードとなるのが「交感神経系へのアクセス」「血流へのアプローチ」との事です。交感神経については以下をご覧ください。

 鍼灸では施術で“副交感神経優位”のリラックスした状態を目指すとの事です。不妊鍼灸では問診や触診から「皮膚の状態」「血色」「冷え」など、身体に現れている様々な所見を診ていきますが、その中の1つに「筋性防御」と呼ばれる筋肉のこわばりをみるそうです。
 筋性防御は疲れている内臓を守ろうと、周りの筋肉が硬くなる反応で、例えば胃が疲れていればお腹の上の方が硬くなったり、子宮が疲れていれば下腹部やお尻の筋肉が硬くなります。
 子宮筋腫や内膜症などがあると、より顕著に反応を診ることができるそうです。冷えを始め、こわばりには様々な原因がありますが、鍼灸で血流を改善させたり自律神経を整えていき、必要に応じて漢方のご提案が入るようです。

  冷えに対してはお風呂も勿論良いが、お灸だとピンポイントで温める事で意識(脳)が集中し易く筋性防御や自律神経に対し効果が出やすい との事でした。

  

 また冷えに対する「身体を温める/冷やす食材」をご紹介いただきました。

  

 まとめとして、不妊鍼灸とは”女性特有の悩みに対し、触診・問診より筋性防御箇所を見つけ、血流や自律神経の改善を促す”という事でした。

 後編では専門的なデータを紹介しながら、もう少し本テーマについて掘り下げてみたいと思います。

  

  *今回は鶴見区で診療されている「羅針堂鍼灸整体院」の佐藤先生とお話させていただきました。3年程前になりますが横浜で一般の方向けに「妊活セミナー」という事で医療講演をさせていただく機会がありましたが、佐藤先生がそこに参加されたことをご縁にお付き合いをさせていただいております。この度は貴重な機会・監修をいただき有難うございました。先生・スタッフの皆様への謝辞とさせていただきます。