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培養室ブログ
2020.08.11

【お知らせ】学会について

 私たち胚培養士は各種関連学会(日本卵子学会・エンブリオロジスト学会・受精着床学会・生殖医学会etc…)などに参加し最新の情報収集を行っています。

 通常は会場にてお話を聞いたり、報告をまとめたレポートを見たりするわけですが、コロナの影響によりその運営の在り方が変わって来ているようです。オフラインとオンラインを上手く組み合わせていく形が一般化するかもしれません。

   

 そんな折ですが、今年の10月にも大きな学会が予定されており、当院培養士も発表の準備をしておりましたが、無事に学会から採択の連絡が来ました。

  

 今回は当院で行っている”二段階採卵の有用性”について報告する予定です。メディカルパーク横浜では自然周期から各種刺激法まで患者様の卵巣機能とご希望に合わせ、最適な採卵準備・卵巣刺激を行っております。その中でも二段階採卵刺激法という特殊な刺激法について培養士目線で評価していきたいと思っています。

 二段階採卵法とは基本的には月に1回しかない採卵を二回、即ち1周期に2回採卵を行うものです。極端に卵巣機能が低下している方や、抗がん剤などのがん治療が控えている方など、限られた時間の中で多くの良好な卵子を獲得する必要がある場合に用いられてきました。院長の菊地はこの方法による採卵の実績が沢山あり、当院でも状況に応じて使う事がございます。この二段階採卵による卵子の質について考えていく事になります。

  

  

 発表には症例数(臨床データ)が必要です。開院して1年が経ち、一定の症例数が集まって参りました。 些細な事かもしれませんが、生殖補助医療の一助となるべく、当院を信頼いただき、体外受精に進まれた多くの方々の臨床データを学会へフィードバックさせていただきます(個人情報は一切出ませんのでご安心ください)。

 実際は数ある演題の中の1つに過ぎません。ただ、臨床成果を発表するという事は、恐らく”日々の診療の中でその成果に自信がないとできない”という事が前提になると思いますし、ある種の責任も伴う事になります。参加に対するハードルもあがる訳ですが、他スタッフも別の学会に対して鋭意準備中です。終了した際には、詳細をご報告できればと思っております。

 梅雨も明け急に暑くなってきましたが、夏バテしないよう自己管理をしながら、しっかり進めていかなくてはいけません….皆様も体調管理には十分にお気をつけください。