横浜、みなとみらい、不妊治療、メディカルパーク横浜



院長ブログ
2020.04.06

新型コロナウイルスについて【3】

新型コロナウイルス感染症についての第3弾です。我が国においても、情勢は刻々と変わっておりますので、前回に続いてブログを更新いたします。私は、不妊治療における、新型コロナウイルス感染症の問題点は大きく3つあると考えております。

一つ目は、前回もお話しした通り、妊婦さんへのリスクが未だよくわかっていないため、本感染症の治療法がある程度確立するまで妊娠を控えたほうがよい、というものです。日本生殖医学会からも声明がありました通り、当院としても胚移植はしばらく延期することをお奨めしております。

二つ目ですが、当院自体が感染のクラスターになってしまうリスクがあることです。無症状でも感染させてしまうことが報告されておりますので、当院に通院される患者さん同士、または、私を含めスタッフが感染源となってしまうことを避けなければならない、ということです。我々としても、3つの“密”といわれる、密集、密閉、密接をできるだけ避けることを心がけております。具体的には、当院は完全予約制でありますので、予約枠を減少させ単位時間当たりの患者さんを少なくすることで、待合室の“密集”、”密接“を予防、ドアや窓は開放することで“密閉”を防いでおります。同時に、我々スタッフはもちろん、来院患者さんにもマスク装着をお願いするようにしております。また、診察室の出入りのたびにアルコール消毒をさせていただくようにしており、一人の患者さん当たりの時間はかかってしまいますが、予約枠の調整で今のところは何とかなっております。さらに、発熱などの症状のある方は申し訳ございませんが、受診自体をお断りさせていただいております。

最後に三つ目ですが、医療資源をコロナウイルス感染症の治療にあたる医療機関に集中させるためです。我々も医療者でありますし、マスクやアルコール消毒液など、限りある医療資源を当院だけに独り占めしてしまうようなことはできませんし、やりたくありません。在庫が尽きてしまえば、そもそも医療行為自体が行えなくなってしまいますが、それも致し方ないとも思います。前回申し上げました通り、不妊治療中の方々の中には、様々な理由で時間的余裕のない方も多くいらっしゃることも事実ですが、その一方で、今まさに死の危機に瀕している感染症の方々を救うことも大切なことだとご理解いただきたいと切に願います。

当院としましては、現時点では採卵などの診療は継続予定ではありますが、不安定な情勢の中、例えば非常事態が宣言された際には、急な診療停止も余儀なくされる可能性もあるかもしれません。我々日本のみならず、人類がコロナウイルスCOVID-19に打ち勝つためです、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。