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院長ブログ
2020.08.04

新型子宮鏡導入

とうとう8月になってしまいました。7月いっぱい梅雨が続き、気分も晴れなかったのですが、8月になって一気に夏到来です。蝉の声も聞こえ始め、コロナの影響もありますが、気持ちだけでも変えていきたいと考えております。

さて、そんな中、当院に新型子宮鏡を導入することになりました。不妊治療中に必要な手術については、これまで湘南の本院にお願いしてきましたが、特に着床の妨げとなる子宮内膜ポリープは子宮鏡検査でもよく見つかる疾患でもあり、なるべく横浜で治療まで完結したいと考えてまいりました。患者さんからも、できれば横浜で手術できないか?とよくご質問をお受けしておりましたので、なんとか当院で対応したいと考えておりました。

そこで、8月より新型の子宮鏡手術装置、TruClearを導入することといたしました。ただ、新しく機器を導入するのであれば、湘南との棲み分けも必要と考え、比較的大きめの筋腫や、多発ポリープなどについてはこれまで通り湘南でお願いし、単発や小さめのポリープについては、TruClearで当院での手術を考えることといたします。

TruClearですが、通常の子宮鏡手術装置は基本的に電気メスを使用して病変を処置するのに対し、この装置はシェーバーと呼ばれる細い棒の先に開いた穴にポリープを吸い込みながら電気メスを使用せずに切開する、という特徴があります。電気メスを使用しないため、子宮内膜へのダメージが最小限となり、より安全に術後の着床に適した手術ができることが最大の魅力です。もちろん、万能ではありませんので、術前の子宮鏡検査の結果で本機器での手術が可能か否かを判断させていただきます。

TruClear

実はこのTruClearは10年ほど前から米国では使用されていた機器でした。私が大学在籍中にこの機器の導入目的にしばらく使用させていただいていたことがあります。当時は今とは別の会社の取り扱いで、結局日本の保険診療点数では消耗品のコストがカバーできず、結局日本導入に10年もかかってしまったのでした。今年から診療保険点数の改正も相まって導入ができました。本機器は妊娠を目指す方には最適の手術が可能です。子宮内膜ポリープで手術をお考えの方々にはご検討いただきたいと思います。